
過去検証のやり方がわからない!
自分のやり方はこれで合ってるの?
と悩んでいませんか?
正しい過去検証ができていないと、FXで稼ぐことは非常に難しいです。
実際に過去検証をしてみると
「長期間にわたって勝ち続けているロジックを見つけること」
がいかに難しいかがわかります
僕は1年以上MT4を利用していて、
移動平均線に関するロジックを10,000種類以上検証してきました。
少額だけど2021年からようやく稼ぎ始めることができたよ!
この記事では、過去検証を行う最適なツール「MT4」を使って
初心者でもバックテストができるように、
- 画像付きで
- わかりやすく
- 網羅的に
解説します!
この記事を読むことでバックテストが一通りできるようになることはもちろん、
稼ぐために最低限、注目すべきポイントを抑えることができます
バックテストはFXで稼ぐために必要なスキルです
勝ちトレーダーにグッと近づけるので必ず身につけましょう!
バックテストを始める前に

バックテストを始める前の確認として
- 定義
- 予備知識
- 前提条件
- 必要なデータの入手方法
をそれぞれ解説していきます
バックテストの定義
そもそもFXにおける過去検証とは、
「自分のロジックが過去のある期間でどのぐらいの結果が出ているか」
を調べることです
「バックテスト」も意味は同じです
MT4ではバックテストと呼ばれることが多いので
ここから先はバックテストと表現します
バックテストをする前の予備知識
バックテストではEAを使用します
【EAとは】
エキスパートアドバイザの略で
プログラマーが製作した自動売買ロジックのファイルを指します
EAを稼働させて初めて自動売買ができますプログラム言語は「MQL4」で
ファイルは「mq4」や「ex4」で表されます
バックテストの前提条件
前提として
- MT4のダウンロードが完了している
- 調べたいEA(エキスパートアドバイザー)がある
この状態を整えましょう!
MT4について
それぞれ参考にしてください
バックテストに必要なデータの入手
MT4を開く前にヒストリカルデータを外部から入手しておきましょう!
【ヒストリカルデータとは】
過去のロウソク足のデータのことです
ヒストリカルデータは別途、サイトなどでダウンロードしてMT4に導入する必要があります
バックテストをする際は他のFX業者からデータを取ってくることが一般的です
※MT4内部のヒストリカルデータの精度があまり良くないため
今回は海外FX業者であるFXDDのサイトからデータをダウンロードします

あなたの検証したい通貨ペアをクリックするとダウンロードが始まります
今回はUSD/JPYをダウンロードします

「USDJPY.hst」というファイルがダウンロードされます
このヒストリカルデータをMT4にインポートしましょう
ここでは割愛します
ヒストリカルデータのダウンロードからMT4にインポートまでの詳細を知りたい方はこちらをご覧ください
バックテストの手順を解説!
バックテストにもいくつか種類があるのですが
まずは最も使用する可能性が高くて王道の
「ビジュアルモード」でバックテストをしてみましょう!
【ビジュアルモードとは】
ローソク足1本1本をチャートに表示させるバックテストのことです
目視でロジックのエントリーや決済が見れるので、より安心して検証をすることができます
バックテストの手順は以下のステップでおこないます!

MT4の画面で説明します!
検証するバックテストの設定
MT4を開いたら「テスター」が開いてあるかと思います
※開いていない方は
メニューバーの「表示」→「ストラテジーテスター」もしくは「Ctrl+R」で表示されます

「テスター」を広げるとビジュアルモードが出現します!

「テスター」にあるこの項目を入力していきましょう!
まずは左上の検証する項目で「エキスパートアドバイザー」を選択

続いて調べたいEAを選択

MT4にEAを取り込んでいない場合は表示されません
まだEAが手元にない方は
・MT4に有料EAを取り込む方法を解説したこちらの記事
を参考にしてください
調べたい通貨を選択

調べたい通貨は事前に過去のローソク足データ(ヒストリカルデータ)をMT4にインポートする必要があります
ヒストリカルデータを取り込んでいない方はこちらをお読みください
調べたい期間を設定します

調べたい期間のヒストリカルデータがないとバックテストできないので注意!
どこまでの過去データがあるか事前にチェックしておきましょう!
続いて、右上にある「期間」と「スプレッド」をそれぞれ入力します
期間:時間足
スプレッド:1→0.1pips
を表しています
※下記画像の場合
期間:30分足
スプレッド:1.0pips
で調べることを意味しています

続いて「ビジュアルモード」にチェックを入れ
隣のバーを右端(数値32)にしておきましょう!

MT4の仕様上、バーの数値31以下だとむっちゃ遅いんよね。。
続いて、「エキスパート設定」を開きます

違う画面が出てくるので
「テスト設定」バーから「初期証拠金」と「ポジション」を選択します
【初期証拠金】
→設定は自由ですが、手入力で画像の通り設定しておくと無難です
【ポジション】
→・買いだけのエントリーにしたい→Long
・売りだけのエントリーにしたい→Short
・買いも売りもエントリーにしたい→Long&Short

ポジションは「スワップポイントでプラスになる方向だけ」とかに設定しても良いかもね!
続いて、「パラメーターの入力」から「値」の確認をします

ここではEAの「変数」のみ表示されます
※初心者のうちは全く知らなくても大丈夫です
ここまで確認し終えたら
バックテストの設定は終了です!
説明したところ以外はいじらなくて大丈夫だよ〜!
バックテスト
さっそく、バックテストを初めていきましょう!
「テスター」の「スタート」をクリック!

設定した時間足のチャートが出現します
チャートが動きながらバックテストされていきます

【ロジック通りに動いているかチェックしよう!】
・エントリーしたところで「ビジュアルモード」のバーの数値を下げてみる
→1回のエントリーをゆっくりみられるよ!
・EAに合わせたインジケーターをチャートに導入しておく
→移動平均線25,75をあらかじめ表示させておくetc…
バックテスト中は
- 動いているチャートを眺めてみる
- 別の仕事に時間を当てる
- まったり休憩
こんな感じで何をしていてもOKです!
プログラムが全部やってくれるって本当に偉大だよね!
レポートチェック
バックテストが完了したらレポートをチェックしましょう!
※バックテスト終了時、ネズミの鳴き声みたいな音が鳴ります
まずは「結果」をみていきましょう!
バックテストの取引履歴をみることができます

ざっくりと取引状況と損益をみていく程度で大丈夫だよ!
次に「グラフ」をみてみましょう!
バックテストの期間内で残高がどのように変化していったかがわかります

資金の減り方に耐えられるかはチェックしておこう!
最後に「レポート」をクリックしてみましょう!

重要な箇所を
- 赤枠→最重要!!!
- 黄色→重要!!
- 青枠→とりあえず見ておこう!
で囲っておきました!
赤枠(重要度:★★★★★)
これだけは絶対見とけ!ってところです
項目 | 不整合チャートエラー | プロフィットファクタ | 総取引数 | 最大ドローダウン |
意味 | バックテストした ローソク足の エラー本数 | 総利益 ÷ 総損失 | バックテスト 期間内で トレードした回数 | バックテスト 期間内で 最も資産が減少した時の下げ幅 |
ポイント | 0でないと バックテストの 信頼性に欠ける | トレード回数が 多いほど 信頼性となる | 多いほど バックテストの 信頼度が増す | 少ないほど 資産の減少は 少ない |
どうなれば良いか | 0 | 1.00以上 | トレードによるが 1,000は欲しい | このブログでは 資金の10%以下を 推奨している |
黄色枠(重要度:★★★★☆)
見ておくと勉強になるところです
項目 | 純益 | 総利益 | 総損失 | 期待利得 |
意味 | バックテスト 期間内で 得た利益額 | バックテスト 期間内で 得た利益トレード の総額 | バックテスト 期間内で 得た損失トレード の総額 | バックテスト 期間内で 1トレードあたりの 平均リターン値 |
ポイント | 資金に見合った リターンになっているか | 総損失より多いか | 総利益より少ないか | トレード回数が 多いほど 信頼性になる |
どうなれば良いか | 0以上 | トレードスタイルによる | トレードスタイルによる | 0以上 |
青枠(重要度:★★★☆☆)
とりあえず見ておくと良いかも!ってところです
項目 | 勝率(%) | 平均勝ちトレード | 平均負けトレード | 最大連勝(金額) | 最大連敗(金額) |
意味 | バックテスト 期間内での勝率 | バックテスト 期間内で 勝ちトレード1回 あたりの利益額 | バックテスト 期間内で 負けトレード1回 当たりの損失額 | バックテスト 期間内での 最大連勝数 | バックテスト 期間内での 最大連敗数 |
ポイント | 極端に低い勝率は 避けた方が良いが ぶっちゃけ 気にしなくて良い | 基準として みておく程度 ぶっちゃけ 気にしなくて良い | 基準として みておく程度 ぶっちゃけ 気にしなくて良い | 基準として みておく程度 ぶっちゃけ 気にしなくて良い | 基準として みておく程度 ぶっちゃけ 気にしなくて良い |
どうなれば良いか | 0%以外 | トレードスタイルによる | トレードスタイルによる | 0以外 | 特に決まりはない |
こういった値は別のトレードにも活きてくるから
しっかり研究しておこう!
最適化でバックテストを効率化しよう!(上級者編)

通常のバックテストができたら「最適化」もおこないましょう!
バックテストに必要なパラメーターの数値を変更し
どの数値がどのぐらいのパフォーマンスを出したかを一気に検証することです
【例1】
とあるロジックで損切りラインとして「-30pips」で検証していたけど
「損切りラインを動かしたらどうなるのだろうか?」
こんな疑問が浮かぶとします
【例1の最適化】
損切りライン:10,20,30,40,50,60,70,80,90,100
上記の10種類のパフォーマンスを比較することができます
この最適化ができることで
格段にバックテストを効率化ができます!
バックテスト後の状態から
「ビジュアルモード」のチェックを外して
「最適化」のチェックを入れます

「エキスパート設定」を開きます

「パラメーターの入力」から
変更したい数値にチェックを入れ
「スタート」「ステップ」「ストップ」に
値を入力していきます

スタート:調べる最初の値を入力
ステップ:いくつ置きに計測するかを入力
ストップ:調べる最後の値を入力
【上記の場合】
損切りライン10.0pipsから5.0pipsごとに100.0pipsまでを調べます
合計すると19種類ロジックを調べることになります
値を入力し終えたら
「テスター」の「スタート」をクリックしましょう!

データの集計が始まるので
この間は特にやることがないです
データ集計の時間で他のことをやったりすると効率がいいね!

バックテストが完了したら結果を見てみましょう!
まずは「最適化結果」から
しっかり19種類の結果が取れていることがわかります

出てくる値は全て重要な値なのでチェックしておきましょう!
続いて「最適化グラフ」です

- どの値の成績が良かったか
- どんな傾向があるか
を調べることができます
【さらに上級編】
変数を2つにすると別のグラフを使うことも可能です
最適化ができるだけで
大きく勝ちトレーダーに近づけるよ
まとめ:バックテストで勝ちトレーダーに近づこう!

MT4でバックテストをするやり方について解説しました
FXをするにあたってバックテストは必要不可欠です
- ビジュアルモードのバックテスト
- バックテストの最適化
を上手く使って勝ちトレーダーに近づきましょう!
今回はこんな感じで!!!
ばいば〜い
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